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人間万事塞翁が馬
2021年3月1日“人間万事塞翁が馬”ということわざは、私の父がとても好きでよく言っていました。
人生は良いことも悪いことも予測できないということです。
ことわざの由来となったエピソードがあります。
「中国の北の方にお城がありました。
そこに住むおじいさんの馬が、ある日逃げ出してしまったのです。
逃げ出したことを知った近所の人々はおじいさんを慰めました。
しかしおじいさんは「このことが幸運を呼び込むかもしれないよ」と、あまり気に留めていませんでした。
しばらく経ってから、なんと逃げた馬がたくさんの馬を連れて戻ってきたのです。
近所の人々は喜びましたが、おじいさんは「このことが禍になるかもしれないよ」と言うのです。
しばらくすると、おじいさんの息子がその馬から落ちて怪我をしてしまったのです。
近所の人々がお見舞いに行くと、おじいさんは「このことが幸運を呼び込むかもしれないよ」と言いました。
やがて戦争が起き、この城も戦争に巻き込まれました。
しかしおじいさんの息子は足を怪我していたので戦争に行かずに済みました。
嫌な事があったと思えることが実は良い事に繋がっていたり。
その逆で、良い事があったと思えることが悪い事に繋がっていたり。
コロナ禍も”人間万事塞翁が馬”の気持ちで乗り切りたいですね